月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった / サンマーク出版
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評論・エッセイ・読み物・その他
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いつも,二番目.
私を一番に思ってくれる人は,誰もいない.
それでも私は??ひとりぼっちじゃ,なかった.
恋人に「プロポ-ズするなら元カノがいい」と告げられ,婚約寸前でフラれた桃子.
田舎の父からも,
「天国の母さんに,桃子が幸せになった姿を見せてやりたい」と言われてしまう.
「私には,愛し愛されるパ-トナ-ができない.
他の人はじょうずに進める人生ゲ-ムのマスが,自分には進めない.
私は,なにかが足りてない人間なんじゃないか??」
桃子が働いているのは,三軒茶屋の小さな喫茶店,「雨宿り」.
ここでは,毎週金曜夜十時,元カレごはん埋葬委員会が開かれる.
失恋相手との思い出のごはんが作れなくなった人たちが,
その恋を「埋葬」するために集まる場所だ.
モラハラを受けているのに,相手に好かれるように振る舞ってしまうかれん,
推しが結婚してつらくても平気なふりをする美穂,
二股をされても「彼以上に成長させてくれる人に会える気がしない」と悩む夏希,
「初デ-トで牡蠣を食べようと誘われたら,脈なしってことですよね?」と思い出を語る黒田・・・・・・
相談者たちの失恋の話を聞き,
思い出の料理をつくって共に食べるうち,桃子は気づいていく.
誰かに選ばれないからといって,足りていない人間なわけではない,と.
元カレごはん埋葬委員会.
迷った心が帰る場所は,ここにある.
ままならない気持ちの名手,川代紗生の新作・書き下ろしが登場!
共感とおいしさのつまった,なんども読みたくなる1冊です.
・川代紗生
・版型:四六判
・総ペ-ジ数:384
・ISBNコ-ド:9784763142740
・出版年月日:2026/02/19