国宝 下 花道篇/吉田 修一 / 朝日新聞社
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評論・エッセイ・読み物・その他
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鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光,人生の境地がここにある--.
芝居だけに生きてきた男たち.その命を賭してなお,見果てぬ夢を追い求めていく.
芸術選奨文部科学大臣賞,中央公論文芸賞をW受賞,
『悪人』『怒り』につづくエンタ-テイメント超大作!
1964年元旦,長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで,この国の宝となる役者は生まれた.男の名は,立花喜久雄.任侠の一門に生まれながらも,この世ならざる美貌は人々を巻き込み,喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく.舞台は長崎から大阪,そしてオリンピック後の東京へ.日本の成長と歩を合わせるように,技をみがき,道を究めようともがく男たち.血族との深い絆と軋み,スキャンダルと栄光,幾重もの信頼と裏切り.舞台,映画,テレビと芸能界の転換期を駆け抜け,数多の歓喜と絶望を享受しながら,その頂点に登りつめた先に,何が見えるのか? 朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ,著者渾身の大作.
・版型:文庫型
・ISBNコ-ド:9784022650092
・出版年月日:2025/05/30
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